電気事業法の保安規定とは、事業用電気工作物や自家用電気設備の設置者が定め、遵守することが義務付けられ、電気工作物の工事や維持、運用に関する保安を確保するための取り決めとなります。
【保安規定の内容】
・電気主任技術者を中心とする保安管理体制
・保安業務の分掌や指揮命令系統
・保安業務の基本事項(巡視、点検、検査の手順など)
・災害や非常時の措置
・保安に関する記録の管理
【保安規定の届出】
・保安規程を作成したら、経済産業大臣に届け出ます
・保安規程を変更した場合は、遅滞なく保安規程の変更届出を提出しなければなりません
【保安規定の遵守】
・保安規程は、事業用電気工作物や自家用電気設備の設置者と従業員が遵守することが義務付けられています
・保安規程に基づき、主任技術者が保安を確保する必要があります
保安規定は、工事に関する保安を確保する必要があり、工事の開始前までに定める必要があります。