建設業労働災害外傷救護研修 出張研修とは
建設業労働災害外傷救護研修では、建設作業員は現場での作業中にさまざまな危険があり、労働災害のリスクが高い職業です。そのため、万が一の事故が起こった場合、速やかな対応が求められます。外傷救護の知識を身につけることは、建設作業員にとって非常に重要です。
1.速やかな対応ができる
建設現場での作業中に事故が発生した場合、早急な対応が必要です。外傷救護の知識を持っている場合、怪我をした人を的確に評価し、適切な処置を行うことができます。
例えば、出血が止まらない場合には、直ちに圧迫止血を行うことが必要です。また、救急車を呼ぶ際には、状況を正確に伝えることができます。これにより、迅速で的確な対応が可能になります。
2.チームワークの向上が期待できる
建設作業員は、現場での作業中にチームで協力して作業を行います。外傷救護の知識を共有することにより、現場の全員が一体となって事故に対応できるようになります。また、救急車を呼ぶ前に現場での処置が必要な場合には、周囲の人々が協力して処置を行うことができます。チームワークが向上することにより、より安全な作業環境が確保されます。
3.外傷予防のための知識が身につく
外傷救護の知識を持っていることにより、労働災害を未然に防ぐ知識も身につきます。建設現場での作業中に、自分自身が怪我をした場合にも、適切な処置を行うことができます。また、危険な作業を行う際には、どのような危険があるかを正確に把握することができ、事故を未然に防止することができます。
講師紹介
担当講師:中村秀明/ NAKAMURA HIDEAKI
国家資格:救急救命士
学位:博士(健康科学)
講座内容
講義時間
3時間55分の講義とする
講義カリキュラム
(1) | 建設業における救急医療システム | ・本邦の救急医療システム ・建設業における労働災害統計 ・労働災害の予防 ・外傷対応への心理的ハードル ・質疑応答 | 30分 |
(2) | 建設業における外傷の特徴 | ・建設業で発生する外傷の概要 ・転落墜落の受傷機転/損傷部位 ・転倒の受傷機転/損傷部位 ・巻き込まれ事故の受傷機転/損傷部位 ・挟まれ事故の受傷機転/損傷部位 ・質疑応答 | 60分 |
(3) | 外傷の病態と観察 | ・外傷の病態 ・状況評価 ・傷病者観察 | 60分 |
(4) | 外傷対応と処置 | ・用手的気道確保 ・止血 ・頸椎保護 ・フラットリフト、ログリフト、ログロール | 30分 |
(5) | 過去の労働災害事例検討 | ・外傷事例に基づき想定される外傷の検討(ディスカッション) ・ケーススタディ(ディスカッション) ・確認テスト ・質疑応答 | 40分 |
講義人数
参加人数:10名以上
※グループ会社・関連会社様などとの合同開催も実施させていただきます。
講義会場
・企業様の会議室利用。別途、ご指定場所での講義可能
※コンセント利用可の場所で準備をお願い致します。
見積書作成
見積書依頼承ります。
その他、環境を伺い弊社で一部備品等の準備は可能です。
詳細につきまして、当協会よりお見積書をご提示致します。
関連教育
尚、「建設業熱中症予防現場管理者養成 出張研修」と「建設業労働災害外傷救護研修 出張研修」の2つの研修を実施する場合は、2日間の日程を必要と致します。